「レジリエントタウン創造プロジェクト」として

ナゴヤ防災サミットは、楽しく防災を体験して学ぶイベントのことをいうのではありません。
フリーマガジンの発行やリアルイベント開催などを通じて皆さまのさまざまな「+1」を引き起こすことで、危機に対する「個」のスキルアップや”そなえ”の促進を図るとともに、行政機関、地域団体、地元企業などと連携して、金山エリアの「面」での災害対策システム構築を推進。
名古屋の街のレジリエンス(災害等の脅威に対する抵抗力や復旧力など)向上を図る社会公共性あるプロジェクトとして展開します。

ナゴヤ防災サミットが定義する「災害」とは、自然現象か人為的要因かを問わず 、人命や社会生活に大きな被害が生じ、平穏を損なう危機的事態を指すことから、地震や風水害、感染症、火災、CBRNEなども含みます。
また、「防災」とは、それらの災害による被害の軽減と早期復旧を図るための行いのほか、災害時における「平穏の維持」のための行いを指します。

防災は「こうあるべき」が多すぎる

X日分の食料やXリットルの水を…と、理想的な備えをどれだけ論じても、備えは進まない。
ワンルームアパートのどこにそれを置く?全部揃えたら数万円の費用をどこから出す?
防災に詳しい人の「こうあるべき」は、多くの人の「これならできる」とかけ離れている。いきなりすべてを求めるのではなく、ゼロを1にするところから始めればよいのでは。
「+1」を踏み出す人がたくさん増えれば、それは大きなチカラになる。

“そなえ”に深く携わってきたからこそ言いたい

ナゴヤ防災サミットの主要メンバーは、企業のリスクマネジメントやセキュリティに関するプロフェッショナル、救急医療関係者、地域防災の最前線で活動する現職の消防団員をはじめとした有志で構成。
さまざまな分野の「そなえ」に深く携わってきたからこそ、「おもしろそうだな」「役に立ちそうだな」「自分にもできそうだな」と、皆が思える・一歩踏み出せる防災のあり方を追求します。

皆の「+1」を積み重ねて大きなチカラに

全国で大きな地震や水害が起きていることは皆、知っている。
でも自分が被災するときのことを考えている人はほんの一部しかいない。
悪いことよりも楽しいことを考え、時間やお金をかけたいのは、人として普通のこと。
「大切な命」とか「愛と勇気」とか言っても、それが響く人はもともと防災の意識がある人だけでしょう。

だから、皆が自分の好きな分野から、少しだけでいいから「そなえ」について考えてほしい。
防災についてたくさんのスキルをもった人をたくさんつくることよりも、一歩踏み出す人を何千・何万人とつくりだすことが、このプロジェクトの意義です。

意識が変われば視点が変わる。視点が変われば行動が変わる。
皆の「+1」が積み重なれば、危機に強い社会をつくることに繋がりますが、そのためにはこの取り組みを継続していくことが必要です。
私たちの活動が名古屋のまちに定着し、名古屋がより魅力あるまちとなり、そこに住む人たちの幸福がより大きなものとなることを願ってやみません。